2022年7月20日水曜日

キオクシアのレアなSSDを買う(CM6-R U.2 SSD 3.84TB)

見つけてしまったのが運の尽き



 現在、メインPCにはOS用(Intel Optane SSD DC P5800X)+
データ用(Micron 9200 Max 3.2TB)の2本のSSDが入っています。
しかしデータ用は9200 Max1つで、万が一壊れてしまったらつらいことになる。
筆者の秘蔵データがうんぬん。

 ということで、データバックアップ用の現代的なSSDが欲しい~となってたところ、
キオクシアのエンタープライズ向けSSDがそこそこのお値段だったので
バックアップ用途として買ってみることにしました。



[目次]

・コレは何
・外観
・組み付け
・おおむねの性能
・まとめ


[コレは何]


490ドルだった所を10ドルまけてくれた


 今回買ったのは、キオクシアのエンタープライズ向けSSDです。

 キオクシアには、エンタープライズ向けにPCIe4.0接続のCM6シリーズというのがあり、
今回のはリード重視のCM6-Rというモデルです。
容量は960GBから30.72TBまで幅広くありますが、筆者が買ったのは3.84TB。
さらにSIEというデータ消去機能のあるSKUです。
おおまかな仕様はキオクシアのページを見た方が速いでしょう。


CM6-R シリーズ

エンタープライズ NVMe™ SSD


 購入価格は、総額でおおむね6.6万円でした。まあまあのお値段。
今回はebayで購入しましたが、新品なら安くても9万円はするだけにお買い得ではある。
なお、探すと4TB以上のモデルもゴロゴロ売っています。

 [外観]

 2.5インチのSSDですが、厚さは15mm。
家にあるIntel Optane SSD DC P5800Xとかと同じですね。
このCM6-Rは正確にはU.2でなくU.3というインターフェースだそうですが、
U.2と互換性があるのでその辺は安心です。

 エンタープライズ向けというだけあり、外観は実に無骨。
2.5インチのHDDによく似ていますね。裏面は真っ黒のカバーで覆われています。
インテルとは違い、本体丸ごとヒートシンクみたいなことはありません。

 インターフェースがU.3(U.2)ということもあり、親の顔より見た(見てない)
SATAのデータと電源が繋がったようなコネクタです。


2.5インチHDDと見た目はそっくり


背面はほぼ全面黒いカバー


U.3のコネクタ。U.2とほぼ同じです

[組み付け]

まさに力業。
ご立派なビデオカード並みの大きさ

 今、メインPCに入っているU.2 SSDは、1枚で4つのU.2 SSDが入る
力業インターフェースカードに取り付けてあります。
今回もそのカードを利用しました。

 これはJEYIブランドの製品で、PCIe4.0にも対応しているものです。
4本だけでなく2本入るものもありますが、今回の4本ものは359元。
今のレートでいうと7,000円超という感じでしょうか。
もちろん、PCIeレーンの分割に対応するプラットフォームでないと使えないので注意です。


佳翼PCI-E3.0X16四盘U.2转接卡4U2X16一分四拆分扩展卡U2固态SSD3

1分4盘拆分速度稳定长期工作PCI-E3.0X16

 写真ではインテル、マイクロン、キオクシアと並んでいますが、
あと1ポートの空きをどうするかといった感じですね。いやどうもしないが。


[おおむねの性能]

 誰でもわかるようなベンチマークだと、CrystalDiskmark がありますが
データを半分ほど入れた状態でやってみました。


読み出しはまあ十分なんですが……


 書き込みが公称最大値(シーケンシャル128kで4.9GB/s)に比べるとあまりに低いですが、
データが空の状態でもこんなもんでした。読み出しは十分速いんですが。
まあメインで使うんじゃないので気にしないことにします。


全体としては安定している読み書き

 また、HD Tune Pro の File benchmarkで200GBくらい読み書きしましたが、
特に速度の落ち込みはありません。流石にこの辺は立派ですね。
やや読み書きの速度の波が大きい気はしますが。


[まとめ]


 キオクシアのそこそこ立派なSSDが買えて満足です。NANDの※地産地消に貢献。

※キオクシアは三重県四日市市に工場があります。別に地元ではないが近いので……

 ところでこれを注文したあと、倍の容量である7.68TBモデルが
599.99ドルで売っていて気絶しました。そっち買えばよかった。

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