モバイルOCマシンです |
無事手に入りました G-GEAR alpha(ASRock Z370 DeskMini GTX 1060) ですが、
メディア記事ではなかなか触れないところとか、
実際どうなの?っていう点を知りたい方もいるのではと思います。いてくれ。
ということで、筆者があれこれやってみた結果や、気になる点を記録しておきます。
内容はこんな感じです。
- Core i7-8700Kを入れてみよう
- DDR4-3000ふたたび
- オーバークロックできるか?
- その他
当然ですが、オーバークロックは動作保証外です。
マネして何があっても、私は責任をとりません。何があっても自分でなんとかしましょう。
※なお、この記事では以下の構成で動かしています。
項目名 | 内容 |
---|---|
CPU | Core i7-8700k(6コア,3.7GHz) |
CPUクーラー | Noctua NH-L9i+NF-A9 PWM(25mm厚92mmファン) |
メモリ | DDR4-3000 16GB×2 (Corsair CMSX32GX4M2A3000C16) |
ストレージ | Samsung 960 Pro 512GB×3 Samsung 860 Pro 512GB×2 |
1.Core i7-8700Kを入れてみよう
Z370 DeskMini GTXのメーカーサイトを見ると、サポートCPUは以下のようになっています。
運用できるとは言ってない |
当然ですが、2018年4月に入ってガツンと増えた
Coffee-Lake-S シリーズを全てサポートしています。
Coffee-Lake-S シリーズを全てサポートしています。
もちろん、トップモデルのi7-8700K(6コア、3.7GHz)も例外ではありません。
しかし、TDPも95Wと大変熱いわけです。実際どうなの?
やってみましたが、大丈夫です。ただし小細工はしておきたいところ。
その前に、まず現物です。
6コアこんにちは |
買ってきて最初はそのまま動作確認しましたが、とりあえず動きました。当たり前か。
しかしそのまま運用するのは厳しいでしょうから、殻割りして液体金属グリスを入れ
放熱を強化します。
放熱を強化します。
ハチャメチャ簡単確実 |
グリスはいつも通り、Thermal Grizzly の Conductonaut です。
さらに、クーラーは Micro-STXでも定番のNoctua NH-L9i、
ファンを同社の25mm厚に交換しています。
高さがギリギリになりますが、サイドパネルはなんとか閉まります。
実際に入れてみるとこんな感じ。詰めっ詰めですね。
ファンで埋まる |
以前のDeskMini B250では、NH-L9iがコネクタに一部干渉したりしましたが
今回はそんなこともなく、ギリギリで干渉が避けられています。
まったく余裕なし。
ほとんど紙一重のレベル |
殻割り&クーラー交換前は、リテールファンを全開で回しても
CPUのストレステストですぐCPU温度70℃を突破するありさまでした。
しかしここまでやることで、ファン速度を低速にしても70℃までの上昇時間が遅くなります。
ファン速度も変わらず、静かなままです。
さらにBIOS上で省電力設定&スロットリングが有効にしてあるので、
あまり温度が上がってもクロックが下がるようになっています。
高負荷全開を長時間かけっぱなしにしない限りは、このまま運用できそうです。
とはいえ、ゲームするなどで負荷をかける場合はファン速度を上げるなりしないと
おそらく運用面で厳しいでしょう。
2.DDR4-3000ふたたび
以前、Skullcanyon(NUC6i7KYK)で遊んでいた頃はDDR4-3000のメモリを使っていましたが
今回、久々に以前と同じCorsair製 DDR4-3000なメモリを米国から引っ張ってきました。
価格は約2年で2倍以上! |
メモリの高騰のおかげで信じられない高値でしたが(16GB×2で4.8万円近く!)、
日本で買うよりはまだマシな値段です。注文から3日くらいで届きました。
サクッと交換すると、BIOSのOC関連メニューにXMP対応項目が登場しますので
XMPプロファイルを呼び出してやれば一発でDDR4-3000駆動です。
もちろん手動でも設定できますね。
標準のDDR4-2666駆動でもいいけども |
その他、念のため電圧を1.2Vに固定して起動。とりあえず普通に動いています。
結論から書くと、『できるけど不便』でしょうか。
Z370 DeskMini GTXのBIOS画面には、もちろんBCLK設定や
倍率設定はありますが、電圧設定がメモリ電圧以外ありません。
つまりCPU電圧がBIOSで変更できない!ひどい!
CPUの電圧はもちろん、その他オフセット項目など
同社の他のZ370マザーボードにある項目は見当たりません。
じゃあ設定できんのか?と言われるとそうでもなく、
OS起動後にIntelの『XTU(Extreme Tuning Utility)』であれこれ設定できます。
なのでBIOSではメモリだけ設定しておき、CPUなどは起動後にこいつを使って
パラメーターを設定、適用させるという方法で対処できます。
これなら失敗してハングアップしても、リセットすれば設定は元通りです。
イジった設定はプロファイルとして保存すれば、あとは起動後に呼び出すだけ。
スタートアップに入れておけば多少手間も減るでしょう。
といっても筆者、さすがにこんな小さいマシンでCPUをOCする勇気がないので
むしろ電圧を下げて発熱を減らす方向でやっています。
標準だと1.2V後半~1.3Vくらい出てしまうので、1.1Vくらいまで下げています。
3.OCできるの?
結論から書くと、『できるけど不便』でしょうか。
Z370 DeskMini GTXのBIOS画面には、もちろんBCLK設定や
倍率設定はありますが、電圧設定がメモリ電圧以外ありません。
つまりCPU電圧がBIOSで変更できない!ひどい!
さびしい電圧設定画面 |
CPUの電圧はもちろん、その他オフセット項目など
同社の他のZ370マザーボードにある項目は見当たりません。
じゃあ設定できんのか?と言われるとそうでもなく、
OS起動後にIntelの『XTU(Extreme Tuning Utility)』であれこれ設定できます。
倍率などもこちらで設定できます |
なのでBIOSではメモリだけ設定しておき、CPUなどは起動後にこいつを使って
パラメーターを設定、適用させるという方法で対処できます。
これなら失敗してハングアップしても、リセットすれば設定は元通りです。
イジった設定はプロファイルとして保存すれば、あとは起動後に呼び出すだけ。
スタートアップに入れておけば多少手間も減るでしょう。
といっても筆者、さすがにこんな小さいマシンでCPUをOCする勇気がないので
むしろ電圧を下げて発熱を減らす方向でやっています。
標準だと1.2V後半~1.3Vくらい出てしまうので、1.1Vくらいまで下げています。
4.その他
- RAID組めます。やってないですが。
- あいかわらず Good Night LEDは項目がないままです。
- ACアダプターもやっぱり重い。
ACの大きさが目立つ |
- ビデオカードですが、もちろん交換できます。
GTX 1070なら8万から9万円、GTX 1080だと10万円以上から
ebayあたりで出回っています。
問題があるとすると、以下2点です。
・形状が特殊なカードもあり、単純に使えないことも。
・GTX1070はいいが、GTX 1080だとより大きな容量のACアダプターが必要
何気に後者がクセもので、DeskMini GTX 1080は
GTX 1060/1070の220Wと違い、270WのACアダプターが付属します。
コレがまず手に入らないので、ビデオカードよりこっちが心配です。 - ストレージをたくさん入れると気持ちがいい。用途は知りません。
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