2018年、突如筆者はAMDのサーバー向けプロセッサである
EPYCでマシンを作りたい!と思いつきました。
調べた限りでは、現行のXeonより多少は安くあがりそうです。
とはいえ経済的に一度では揃えられないため、まずマザーボードを入手しました。
今回は、購入したマザーボードの紹介をしつつ
日本でEPYC搭載PCを作るための前提について簡単に解説します。
[今回のマザーボード]
SupermicroのEPYC用マザーボードである H11DSi-NT です。
リテール品と白箱のバルクがあり、購入したのはバルク品。
購入価格は税込で94,800円で、今まで買ったマザーでは一番高い。
極めてソケットがでかい |
マザーボードの仕様は、以下の通りです。
項目名 | 内容 |
---|---|
プラットフォーム | E-ATX |
CPU | EPYC 7000シリーズ ×2(Socket SP3) |
メモリ | DDR4-2400/2666 RDIMM/LRDIMM×16 |
ストレージ | SATA3×8(SFF-8087×2経由) SATA DOM×2 M.2×1(PCIe 3.0×2) NVMe×2(Oculink経由) microSDスロット×1 |
PCIeスロット | PCIe3.0(×16)×2 PCIe3.0(×8)×3 |
ネットワーク | 10GbE×2(Intel X550)、 IPMI×1(Realtek RTL8211E) |
USB | 3.0×2 2.0×4(リア2、ピンヘッダ2) |
映像入力 | VGA×1(ASPEED AST2500) |
- メモリは流石の16スロット、お金さえあれば128GB×16で2TBも可能です。
- 最初っからIntel X550による10GbE×2があり、増設の必要がないのはうれしい。
- NVMe SSD用にOculinkという端子があり、専用ケーブルでU.2タイプが使えます。
H11DSiシリーズには、型番のうしろにNTがつかない H11DSi もあり
そちらはNICが10GbEでなくGbEなのが違いです。
他にもシングルソケットモデルや、E-ATX以外のラインナップも用意されていますが
ここでは取り上げません。
パーツ毎に解説します。
・CPU
最も大きいネックとして、日本では単体で買えないという事情があります。
探せばわかりますが、EPYCを単体で売っている店は日本になく
(何らかの事情で)システム一式のみの販売しかありません。
海外に目を向ければ、CPUを単体で売っているところはポツポツあり
例えばebay、taobao、Amazon(マーケットプレイス経由)から入手できます。
米Amazonの場合はマーケットプレイス経由で、日本に送ってくれない業者が
ほとんどですが、転送サービスを使えばOKでしょう。
ということで、自作する場合は個人輸入が必須です。
・マザーボード
少なくともSupermicroのマザーは日本でも単体で買うことはできるようで、
今回は秋葉原・バイモアさんにお願いし発注してもらいました。
代理店はサンウェイテクノロジーでした。
※事情が変わる可能性はあります
もちろん個人輸入も可能で、日本より安い傾向にあります。
・メモリ
どうとでもなるので省略しますが、日本の店でDDR4-2666のRDIMMやLRDIMMは
あまり在庫してないと思うので、入手に時間がかかるでしょう。
筆者は手元にXeon時代のDDR4-2133 LRDIMMがいくらかあり、
とりあえずこれが使えないか試してみたいと思っています。
・クーラー
Socket SP3は Threadripper とソケットが同一なので、
クーラーは流用できそうです。
空冷なら Noctua の NH-U14S TR4-SP3、簡易水冷なら ENERMAX の
LIQTECH シリーズを候補に考えています。
・その他
これら以外は一般的自作PCと同じなので省略。
今後はCPUを入手でき次第、適当にシリーズを続けていきます。
ここでは取り上げません。
[その他写真]
バックパネルも巨大 |
背面I/O |
付属品はSATAケーブルとバックパネルのみ |
型番表記。下のコネクタがOculink(NVMe SSD用) 右はSATA4本をひとまとめにしているSFF-8087 |
microSDスロット。ハイパーバイザー導入等に使う? |
[EPYCマシンを組むには]
パーツ毎に解説します。
・CPU
最も大きいネックとして、日本では単体で買えないという事情があります。
探せばわかりますが、EPYCを単体で売っている店は日本になく
(何らかの事情で)システム一式のみの販売しかありません。
海外に目を向ければ、CPUを単体で売っているところはポツポツあり
例えばebay、taobao、Amazon(マーケットプレイス経由)から入手できます。
米Amazonの場合はマーケットプレイス経由で、日本に送ってくれない業者が
ほとんどですが、転送サービスを使えばOKでしょう。
ということで、自作する場合は個人輸入が必須です。
・マザーボード
少なくともSupermicroのマザーは日本でも単体で買うことはできるようで、
今回は秋葉原・バイモアさんにお願いし発注してもらいました。
代理店はサンウェイテクノロジーでした。
※事情が変わる可能性はあります
もちろん個人輸入も可能で、日本より安い傾向にあります。
・メモリ
どうとでもなるので省略しますが、日本の店でDDR4-2666のRDIMMやLRDIMMは
あまり在庫してないと思うので、入手に時間がかかるでしょう。
筆者は手元にXeon時代のDDR4-2133 LRDIMMがいくらかあり、
とりあえずこれが使えないか試してみたいと思っています。
・クーラー
Socket SP3は Threadripper とソケットが同一なので、
クーラーは流用できそうです。
空冷なら Noctua の NH-U14S TR4-SP3、簡易水冷なら ENERMAX の
LIQTECH シリーズを候補に考えています。
・その他
これら以外は一般的自作PCと同じなので省略。
今後はCPUを入手でき次第、適当にシリーズを続けていきます。
うむむむ…2wayのEpyc…憧れる…!
返信削除神!CGソフトなどの動作を試したいです期待してます
返信削除EPYCのマザーボードだと、supermicroに加えてGIGABYTEという選択肢もあったかと思いますが、筆者様がsupermicroを選定された理由をお聞かせいただければありがたいです。
返信削除理由ですが、GIGABYTEにはデュアルソケットのEPYC用マザーボードがなかったためです。
返信削除ご返信ありがとうございます。自作PC経験はありませんが、EPYCを用いたサーバーを作ろうと思ってgoogleしています。まずは、筆者様が書かれた「やがてEになる」を買って読んでみようと思います。 PS. 筆者様のHPではウテナとか古いアニメの情報がのっていて親しみやすいです♪
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