Micro-STXプラットフォームのASRock・DeskMini B250を輸入して3カ月。
年初に発表されたZ370版が早く出てくれ出てくれ……と
祈っていましたが、なんとツクモからG-GEAR alphaというBTOのベースという形で
Z370版DeskMini GTX 1060が発売されました。
単体販売を待ちきれなかった筆者、結局B250版を売ってこちらを購入。
ベアボーン単体で欲しかったですが……とりあえず、気を取り直して
レビューしたいと思います。
※なお、筆者が観測している限りでは日本が世界で一番早く
Z370版DeskMini GTXを(BTOとしてですが)販売しているようです。
台湾や米国など、B250版DeskMini GTXを売っていたストアを眺める限りでは
まだ販売されていませんでした。
[構成]
G-gear Alphaは、構成違いで大きく3パターンのBTOモデルがあります。そんな中、週末特価用という感じで以下の構成が店頭在庫として用意されていました。
筆者が買ったのもこちらで、購入価格は約15万円でした。
項目名 | 内容 |
---|---|
CPU | Core i5-8400(6コア,2.8GHz) |
メモリ | DDR4-2666 16GB SO-DIMM (8GB×2、Kingston) |
ストレージ | 250GB SATA SSD(WD Blue 3D NAND) |
ビデオカード | Geforce GTX 1060(6GB、MXMタイプ) |
ネットワーク | 有線×1(Intel I219V)、 M.2×1(Intel Wireless-AC 3168) |
OS | Windows 10 Home(64Bit) |
BTOで買う場合、i5-8400の最小モデル(メモリが半分の8GBとなる)でも
16万円を超えるため、この構成がお買い得だったのは間違いないでしょう。
さらに筆者は、購入してすぐCPU・メモリ・SSDを売り払ったため
負担額がもう少し下がりました。ひどい。
[外観]
ツクモ向けにカスタマイズしているのか、フロントパネルの一部デザインが
異なっています。それとI/O以外はDeskMini B250と変わりません。
相変わらず小さい筐体ですね。500mlペットボトルとの比較がわかりやすい |
フロントパネルの右側が加工されています。 G-GEARロゴとCPUエンブレムは 即はがしました |
すでにCPUとメモリがない内部 |
USBポートが増えた背面。 iGPUのHDMIポートが塞がれてますが、 UEFI設定次第で使えます |
[B250版との違い]
Z370版DeskMini GTXは、DeskMini B250とは4つの違いがあります。- I/Oレイアウト・内容変更
背面のUSB3.0ポートが2→4となり、使い勝手が大幅に改善されました。
また、ACジャックが真ん中から端に移動したことでCPUクーラーと
干渉したりしなくなっています。 - RAID対応
Z370チップセットならでは。 - M.2の構成変更
DeskMini B250のM.2スロットはひとつがSATA専用でしたが、
Z370版は3スロットすべてがNVMe SSDに対応しました。やった。 - オーバークロック対応
CPU・メモリともにオーバークロックができます。やるかどうかは別ですが。.
また、本機はツクモ向けとして標準のBIOSがカスタマイズされており
一部項目(オンラインサポート、BIOSオンライン更新関連)が
標準BIOSから削除されています。
もちろんASRockの純正BIOSを適用できるので、復活も可能です。
これら以外は、ほとんどDeskMini B250から変わっていません。
[今後の予定]
今は手元にあるCore i3-8100とメモリ、DeskMini B250から持ち越してきたSSDで動かしてますが、
近日中に以下のような構成で動かす予定です。
項目名 | 内容 |
---|---|
CPU | Core i7-8700k(6コア,3.7GHz) |
メモリ | DDR4-2666 or 2800 16GB SO-DIMM×2 |
ストレージ | Samsung 960 Pro 512GB×3 Samsung 860 Pro 512GB×2 |
この筐体にi7-8700Kは排熱があまりに心配ですが、
とりあえず殻割り前提で入れたいなという感じ。
BIOSから3200MHz以上のメモリ周波数も選択できますか?
返信削除はい、可能です。詳しいことは近日中に記事を公開予定です。
削除