2018年2月13日火曜日

DeskMini 110でCoffee Lake-Sの4コアを動かす話(無保証)(自己責任)(壊れても泣かない)

あら不思議


 タイトルの通りです。具体的には、Deskmini 110でCore i3-8100を動かす方法です。
8350Kも動くかもしれませんが未確認。ほとんど前者が選ばれると思いますが。

[注意]

  • 改造にあたるので、保証がなくなります。
  • 今後BIOSを更新できなくなります。理由は読むとわかります。
  • Intel MEのバージョンが古くなります。
    脆弱性があるのでセキュリティ的に問題があります。
  • 壊れても知りません。だれも責任はとりません。
  • 何をしているかわからない人は、マネしないでください。
  • わからない点は自分で調べてください。人に聞かないでください。
  • 応用しても6コアのCPUは動きません(電源が入らない)。

壊れても泣かない。ましてや店に泣きつくのはもってのほかです。


[条件]

  • DeskMini 110のBIOSバージョンが7.20以前である。
  • Intel MEのバージョンが11.8.50.3425より古い。
 DeskMini 110の場合、2018年2月現在の最新BIOSは
7.40ですが、7.40にするとIntel MEのバージョンが上記のものになります。
そして、一度でも7.40に書き換えると
Intel MEのバージョンがダウングレードできなくなります。

 それでも、無理やりIntel MEダウングレードする方法は(一応)ありますが、
ここでは解説しませんので気合で調べてください。

ヒント: me unlock 降级


[方法論]


  • ASRockのZ370マザーボード用BIOSから、以下をDeskMini 110のBIOSファイルに移植する。
    ・Coffee Lake-SのCPUマイクロコード(4コアモデル用のもの)
    ・GOPドライバー、VBIOS(画面表示用)
  • (場合によっては)DeskMini 110のIntel MEをダウングレードする。
  • 編集したBIOSをDeskMini 110に適用する。

[必要なもの]


  • ASRockの、適当なZ370マザーボード用BIOSファイル。
    筆者はZ370 Pro4用のVer1.50を使いました。
  • DeskMini 110のBIOS。Ver7.20のものを使います。
  • BIOS用ファイルを編集するソフトウェア。
    具体的にはUEFITool、MMToolというものを使います。
    検索すると案外見つかります。
  • 編集したBIOSを書き込むソフトウェア。
    編集したBIOSは、Instant Flash(BIOS上からBIOS更新する機能)では
    更新することができないため、Windows上で別のソフトを使う必要があります。
    これは、BIOSを作っているAmerican Megatrendsが普通に公開している
    AMI Firmware Update(AFU)を使います。
    DeskMini 110の場合は、Aptio V用です。

[箇条書き]



  1. UEFIToolでZ370 Pro 4用のBIOSファイルを開き、
    GOPドライバ・VBIOSをファイルとして抜き出す。

    検索ヒント
    GOPドライバ:380B6B4F-1454-41F2-A6D3-61D1333E8CB4
    VBIOS: C5A4306E-E247-4ECD-A9D8-5B1985D3DCDA

  2. MMToolで同じようにZ370 Pro4用BIOSファイルを開き、
    [CPU Patch]からCoffee Lake-Sの4コア用マイクロコードを抜き出す。

    ヒント:CPUID:06EB
  3. UEFIToolとMMToolを使い、DeskMini 110のBIOSファイルに
    さきほど抜き出したマイクロコード、GOPドライバ・VBIOSを入れ込む。

    マイクロコードはそのまま入れると問題があるため、
    BIOSファイルが既存で持っているSkylake/ Kaby Lakeのマイクロコードの
    どちらかと入れ替える。
    DeskMini 110に入っているCPUがSkylakeなら→Kaby Lakeの方を入れ替える。
    DeskMini 110に入っているCPUがKaby Lakeなら→Skylakeの方を入れ替える。
  4. (必要な場合は)Intel MEをダウングレードする。
  5. 編集したBIOSファイルをAFUで開いて、BIOSを書き込む。
    [Program All Blocks]を選んでおく。
  6. 書き換え終わったら電源を切り、CPUを入れ替える。
  7. 電源を入れて動くか確認する。

一応、筆者の手元ではBIOSの表示・Windowsの起動・画面表示までは確認しました。


[最後に]


 くどくて申し訳ありませんが、
  • 改造にあたるので、保証がなくなります。
  • 今後BIOSを更新できなくなります。理由は読むとわかります。
  • Intel MEのバージョンが古くなります。
    脆弱性があるのでセキュリティ的に問題があります。
  • 壊れても知りません。だれも責任はとりません。
  • 何をしているかわからない人は、マネしないでください。
  • わからない点は自分で調べてください。人に聞かないでください。
  • 応用しても6コアのCPUは動きません(電源が入らない)。
以上です。

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