2018年1月にサムスンの最新SATA SSD、860シリーズが発表されました。
日本で発表された1月24日、既に米Amazonでは発売されていて在庫もあったため
860 PRO(512GB)をふたつ、DeskMini B250用に注文しました。
詳しいレビューは他に任せて、速攻で分解してみたいと思います。
[概要]
ベンチマークとかレビューはしませんが、概要くらいは書いておきたい。
今回買ったのは860 PRO 512GBです。64層V-NAND、MLC採用の上位モデル。
下位の860 EVOは2.5インチ、M.2、mSATAとありますが、PROは2.5インチのみ。
容量ラインナップは256GB、512GB、1TB、2TB、そしてついに4TB。
512GBの性能は以下の通りです。
項目 | 860 PRO 512GB |
---|---|
シーケンシャル読み出し
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560MB/s
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シーケンシャル書き込み
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530MB/s
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4kランダム読み出し(QD=1)
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11,000IOPS
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4kランダム書き込み(QD=1)
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43,000IOPS
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4kランダム読み出し(QD=32)
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100,000IOPS
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4kランダム書き込み(QD=32)
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90,000IOPS
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MTBF(平均故障間隔)
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200万時間
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消費電力
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動作時2.2W、待機時40mW
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保証期間
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5年
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TBW(総書き込みバイト量)
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600TB
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価格
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約4.1万円(国内、税込想定価格)
|
はっきり言って、既にSATA SSDの性能は頭打ちであり、ほとんど他社と大差はありません。
ただし総書き込みバイト量がメチャメチャ増えたこと、保証が5年(850 PROは10年でしたが、
まあいいや)という点はさすがでしょうか。
使用感やベンチマークは、4Gamerの記事でもご覧ください。ここが一番詳しい。
[分解]
Samsung 860 EVO(1TB)の分解はPC Watchの記事にありますが、
860 PROはなかったのでやってみました。
分解は星形のドライバーを使い、ネジを3個外します。うち2個はラベル下に隠れています。
ガワは金属のようです。放熱目的だろうか?
微妙にずれてる部分がありますが。 |
分解してみると、基板が実に小さい。2.5インチ形状である必要があったか
疑問になるくらい。
疑問になるくらい。
どうも860 EVOの基板と同じ大きさに見えます。しかし異常に小さいですね。
2.5インチと同程度の大きさだった頃がなつかしい。
表面。上からNAND、コントローラー、キャッシュかな? |
裏面にも一つだけNANDが |
[購入]
米Amazonで購入しました。一個あたり送料・前払い税金等込みで3.18万円くらい。
日本より安いなと思いましたが、予約を始めたAmazonの価格を見ると
案外差がありませんでした。まあ、保証とかいいからすぐ欲しいという感じだったのでよい。
出だしの価格は以前より安い気がしますが、まあ500GBで3万円超えるSATA SSDは
普通買う気がしないと思います。高性能を求めるならアリかな程度。
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