2018年1月27日土曜日

Samsung 860 PRO(512GB)を買って早速分解した



2018年1月にサムスンの最新SATA SSD、860シリーズが発表されました。
日本で発表された1月24日、既に米Amazonでは発売されていて在庫もあったため
860 PRO(512GB)をふたつ、DeskMini B250用に注文しました。
詳しいレビューは他に任せて、速攻で分解してみたいと思います。




[概要]


ベンチマークとかレビューはしませんが、概要くらいは書いておきたい。
今回買ったのは860 PRO 512GBです。64層V-NAND、MLC採用の上位モデル。
下位の860 EVOは2.5インチ、M.2、mSATAとありますが、PROは2.5インチのみ。

容量ラインナップは256GB、512GB、1TB、2TB、そしてついに4TB。
512GBの性能は以下の通りです。


項目860 PRO 512GB
シーケンシャル読み出し
560MB/s
シーケンシャル書き込み
530MB/s
4kランダム読み出し(QD=1)
11,000IOPS
4kランダム書き込み(QD=1)
43,000IOPS
4kランダム読み出し(QD=32)
100,000IOPS
4kランダム書き込み(QD=32)
90,000IOPS
MTBF(平均故障間隔)
200万時間
消費電力
動作時2.2W、待機時40mW
保証期間
5年
TBW(総書き込みバイト量)
600TB
価格
約4.1万円(国内、税込想定価格)


 はっきり言って、既にSATA SSDの性能は頭打ちであり、ほとんど他社と大差はありません。
ただし総書き込みバイト量がメチャメチャ増えたこと、保証が5年(850 PROは10年でしたが、
まあいいや)という点はさすがでしょうか。

使用感やベンチマークは、4Gamerの記事でもご覧ください。ここが一番詳しい。

[分解]


 Samsung 860 EVO(1TB)の分解はPC Watchの記事にありますが、
860 PROはなかったのでやってみました。
分解は星形のドライバーを使い、ネジを3個外します。うち2個はラベル下に隠れています。
ガワは金属のようです。放熱目的だろうか?


微妙にずれてる部分がありますが。

 分解してみると、基板が実に小さい。2.5インチ形状である必要があったか
疑問になるくらい。
どうも860 EVOの基板と同じ大きさに見えます。しかし異常に小さいですね。
2.5インチと同程度の大きさだった頃がなつかしい。

表面。上からNAND、コントローラー、キャッシュかな?

裏面にも一つだけNANDが


[購入]

 
米Amazonで購入しました。一個あたり送料・前払い税金等込みで3.18万円くらい。
日本より安いなと思いましたが、予約を始めたAmazonの価格を見ると
案外差がありませんでした。まあ、保証とかいいからすぐ欲しいという感じだったのでよい。

 出だしの価格は以前より安い気がしますが、まあ500GBで3万円超えるSATA SSDは
普通買う気がしないと思います。高性能を求めるならアリかな程度。




[さいごに]


DeskMini B250、ストレージはM.2ひとつ除いてサムスン製なんですが、
残っているWD BlueのM.2 SSDも近々860 EVO M.2 500GBに換装予定です。
ストレージはサムスンが一番ええ(信者顔)。


こんだけ積めますのでね……積みますよね……

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