2018年1月2日火曜日

DeskMini B250にビデオカードを載せる編1(成功)


 あけましておめでとうございます。
本年も本ブログをよろしくお願いいたします。

 さて、新年1回目はDeskMini B250にビデオカードを載せた話です。
Twitterでは既に話題にしていましたが、
ビデオカードの載ってなかったDeskMini B250にビデオカードを無事増設しました。




[増設したもの]


生まれて初めてQuadroを買いました

 今回取り付けたのは、Quadro K3100Mというモバイル向けのQuadroです。
Quadroというと、3D CADとかに使われるワークステーション向けで
本来は高いんですが、今から2世代前のKeplerアーキテクチャという古いカードなので
ebayで2万円もせず手に入れました。本カードはhpのノート向けのようです。

 増設するとこんな感じ。本当めいっぱいCPU側とギリギリになります。

下半分が埋まる勢い


CPUクーラーとのクリアランスもほとんどない


[認識]


 GPU用クーラーをカードにネジ留めして、本体に装着。
とりあえず内蔵GPU側で画面を出し、Quadroが認識したのを確認したので
ドライバを突っ込みます。ここまで問題なし。

 終わったら電源を切り、DPケーブルを外部GPU側ポートに突っ込んで
再度電源オンしたところ、無事OSの画面が出てきました。
何も苦労なく増設成功です。あっけなかった。

GPU-ZでQuadro K3100Mの情報を出す

[補足]


 このように、何にもせず簡単にMXMビデオカードが認識してしまいました。
ただ、しいて言えば以下のようなことはありましたので記録。


  1. UEFI画面が出ない
    最初、OSの画面は出ますがUEFIの画面が出ませんでした。
    ウンウン考えたところ、ビデオカードのBIOSがUEFI対応してないのではと
    思い、このカード用かつUEFI対応のBIOSを探すことに。
    結局見つけたUEFI対応のBIOSを焼いたところ、無事にUEFI画面も映りました。
    ビデオカードのBIOSを焼いたのは相当久々でした。
  2. 使えない入力端子
    DeskMini B250には、外部GPU用にDP/miniDP/HDMIと3つの端子があります。
    Quadro K3100MではHDMI端子が使えませんでした。
    とりあえず使わないので諦めました。miniDPは未確認です。
  3. 解像度の問題
    Quadro K3100Mでは、3840×2160@60Hzの表示には問題ありませんが
    4096×2160では50Hzまでしか表示できません。ちょっと惜しい。
  4. その他
    細かい話ですが、ビデオカードをマザーに固定するネジが
    DeskMini B250についてなかったので、適当に手元のネジで固定しました。
    M2×4mmくらいで問題ないと思います。

[まとめ]

 ノートPCのMXMビデオカード換装の場合、ビデオ用BIOSの互換性やらなんやらで
相性が厳しいとは聞いてましたが、今回はアッサリ交換に成功しました。
少なくともビデオ用BIOSがきちんと入っているカードならよさそうかな……というのが
筆者の所感です。

 とりあえず一発目が成功したので、気をよくした筆者は
現行のPascalプラットフォームであるQuadro P3000を別途注文しました。バカ。
届いたらまた結果を報告したいと思います。

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