2017年4月5日水曜日

[サンプルレビュー]Satechi製のUSB Type-C電流計



 今やUSB Type-Cで充電できる機器が増えていますが、気になるところは

  • 実際どのくらい電流が流れてるか
  • USB-PD対応機器の場合、想定した電圧/電流の組み合わせで充電できてるか

というところではないでしょうか。特に後者は、たまに仕様以外の動作をする
機器の話を聞くので結構深刻です。

 で、今回はSatechi様からUSB Type-C用電流計のサンプルを頂戴しましたので
簡単に紹介したいと思います。





[本体]





 本体は丸みを帯びたプラスチック。長さはプラグ根元までで5.5センチ、厚み0.9センチ程度。
プラグ根元部分が丸く、小さくなっているので
ケースをつけた状態の携帯電話やタブレットに挿すのがやりやすくなっています。
プラグの挿抜感は普通。おしり部分にケーブルを挿しますが、こちらも硬すぎず緩すぎず。

 本体には18カ月の保証があり、日本語でサポートも受けられます。


[計測]



表示の向きに注意したい

 ケーブルを電流計に挿し、その状態で機器に挿入します。
メーカー表示のあとに電圧/電流/積算計と、電流の向きが表示されます。
USB Type-Cの場合、両端が同じType-Cのケーブルがありますが
これで機器同士をつないだ際、どっちからどっちへ電流が流れるか
場合によってはわからない時があります。
なのでこのような"向き"の表記が大事なわけですね。

 ところで筆者は、コレとは別にPlugable製の電流計を買って持っていますが
Plugable製は、電圧/電流表示と電流の方向表示が交互に切り替わる方式になっていて
少しだけ惜しい感じです。
Satechi製は一度に全部確認できるのが優位な点といえます。


Plugable製電流計。ここで出ているのは電流/電圧のみ


[誰に必要か?]


 正直なところ、なくてもちゃんと充電できていればいいわけですが
筆者が特にオススメしたいのは、USB-PDの機器や充電器を使っている方です。

 先に書いたように、USB-PD対応の充電器はたまに変なふるまいをするものがあり
たとえば充電器の仕様を超えた電力を流そうとするヤツとか、聞いただけで怖くなるものです。
機器の純正品ならそういうこともないと思いますが、社外品を使って充電する際
どのような電圧/電流の組み合わせで動いているか、きちんと確認した方が安心というものです。

 価格は約4,000円くらいで、電流計としては正直高いと思いますが
Type-C対応の電流計はまだ少ないですし、使い勝手を考えれば1つ持っておくと
安心かな……と感じました。





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