2017年1月18日水曜日

長くて重いビデオカードを何とかする(クーラーマスター・汎用ビデオカードホルダーのレビュー)



 最近の(特に上級ラインの)ビデオカードは長いし重い。
また、補助電源ケーブルを2本挿してたりすると、先端がタレる場合があります。
最悪、スロットに負荷がかかってもげたり、接触不良で不安定になるかもしれません。


下から補助電源ケーブルに引っ張られるビデオカードの例

 たまたま今回、クーラーマスター様からビデオカードホルダーを提供していただく機会がありましたので
いい機会だということでレビューしたいと思います。




[ブツの紹介]


パッケージの中身。一式組み立てはあっという間

 重いビデオカードを支えるホルダーです。
最近この手の製品が充実してきてますが、クーラーマスターでは
汎用ビデオカードホルダーという名前で、PCケース用オプションの
MasterAccessoryラインから発売されています。

 組み立てはベース部分に金属の棒をふたつネジ込み、
ふたつのホルダー部分(ひとつで1枚、合計2枚のビデオカードまで対応)を
上から通してすぐ完了。
ベース部分が三脚になっていますので、安定感があります。
さらにマグネットが仕込んであるので、PCケースにくっつくことでズレたりもしにくいです。



[さっそく使用]



ケースにしっかり固定されてます

 早速使ってみました。
ビデオカードはASUS・STRIX Geforce GTX 1070ですが、長さは約30センチ(298mm)。
強力なGPUクーラー部分も非常に重く、ほっとけばタレるのは必至です。
今回は1枚ですので、2つのホルダー部分を使い、ビデオカードをはさみこむ感じで固定しました。


ホールド部分はよく可動します。お尻のフラップを閉じれば固定

 こうしてカードがタレないことで、スロットに負荷がかかったりすることがなくなります。
少しでも安定動作につながるかな……という思いです。

[注意点]

長さに限度あり

①長さ
 このホルダー、組み立てた全長は長さ25センチ程度です。
筆者のPCケースもそうですが、縦に長いケースだと
ビデオカードを挿す位置によっては届かないという場合もありえます。


長さけっこうギリギリ……

 筆者のケースは、高さ約68センチ。
マザーボード(ASUS・Z10PE-D8 WS)の最下段にビデオカードを挿してギリギリでした。
もっと上に挿していたら使えなかったでしょう。
この手の製品なら何でもそうですが、選ぶ前に自身の環境を確認しておく必要はあるでしょう。


②支える部分
 カードによっては、先端ギリギリまでファンが来ているものがあります。

筆者の使っているASUS・STRIX Geforce GTX1070。
端までファンがある

 ホルダーで支える部分を考えないと、ファンにぶつかってしまいます。
なのでホルダー部分がファンと干渉しないように設置したいところです。
結構余裕なかったりしますが……

[まとめ]


どんな環境にも必須!というわけじゃないですが、
まさにビデオカードの"縁の下の力持ち"って感じの製品です。
特にハイエンド級の長くて重いカードを入れるなら、ぜひ使っておきたいなと思いました。


[よい点]

  • 組み立て・設置が容易。
  • 底面マグネットで固定が確実。
  • ビデオカード以外(大きいRAIDカードなど)にも使えそう。

[気になる・こうなってたらいいな的ポイント]

  • 長さ…もうすこし長めまで調整できると巨大ケースユーザーにはいいかも。
  • ホルダー部分は樹脂むき出しのため、カードと当たる先端部分には
    やわらかい素材で覆われてるとさらに安心。
  • ホルダーがもう少し(1~2センチ)長いとより安定してはさみこめそう。



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