2017年1月16日月曜日

私が録画機用にX99+Xeonの環境を組んだわけ

更改した録画機



筆者の自宅には3台のPCがあり、それぞれ

  • デュアルXeon機(C612+Haswell-EP)
  • ZBOX Magnus EN1060
  • 録画兼Hyper-Vサーバー機(Z170+Skylake)


という内訳になっています。
今回、録画機の中身をX99環境に更改しました。それに関する記事です。



[更改前]


入れ替え前はこういう環境でした。

  • CPU…Core i5-6400T
  • マザー…ASRock Z170 Extreme 4
  • メモリ…DDR4-2133 64GB
  • その他

[更改後]


こんな感じになりました。


他はそのままです。買って一年も経ってないので入れ替える必然は少ないですが。
当初は出たばかりのKaby Lakeへの入れ替えも検討しました。

[X99を選択した理由]

  • Kaby Lakeとの価格差
    →現状、そこそこのCPU+Z270系マザーボードを買うと5万程度は確実です。
    X99の場合、CPUを流通が多いXeonのQS品あたりにすると
    同程度でより多コアのCPUが買えます。
    マザーボードも安ければ3万程度。加えてGPUが必要になってしまいますが、
    そこまで価格差は出ません。

    ※リテール品を選ぶともっとかかります。ただし、
    筆者はES/QS品のCPU購入を積極的には勧めません。

  • 仕様の問題
    →CPUから出ているPCIe3.0レーンの多さ。
    →多コアのXeonが使える。→仮想マシン複数動作時には有利。この録画機はHyper-Vの実験用としても使っていますので、実に都合がいいです。
  • マザーボードの仕様
    →X99用マザーの場合、比較的安価なモデルでも電源まわりが贅沢です。

[パーツの詳細]

  • Xeon E5-2650L v4(QS品)…総額2.7万円くらい
    →14C/28T、1.7GHz~2.5GHz駆動。全コアフルロードでは2.0GHz駆動。
    TDPは65W。クロックが低いですが気にしません。
    QS品なので、ちゃんと製品版通り動くかはなんともいえませんが
    一応想定通り動いているようです。






  • ASRock X99 Taichi…3万円ちょっと
    →割と新しいX99マザー。3万円程度だけどIntelのデュアルNICにM.2×2など、
    I/Fが充実している。CPUファン用端子二つのうち、片方は水冷ポンプ用モードにも設定できていかにも現代的。




  • ELSA Geforce GTX1050Ti 4GB S.A.C…1.9万円くらい
    →最近目立たないELSAのビデオカード。ショートサイズで基板が小さい。
    ELSAは初めて買いました。Webでは静音ファンとしか書いてませんが、一定温度以下ではファン停止もします。最近のビデオカードらしい動きといえます。

[起動]




一通り組みましたが、普通に起動します。QS品のCPUですけども。
UEFI上でもCPUは正しく認識、14コア全部有効でした。




[まとめ]


何がいいたいのかという記事でしたが、要するに


  • クロックが低くてもいいならKaby LakeでなくBroadwell-EP単騎という選択肢も
    (あまり考えにくいケースですが)
  • 多コアは楽しい。



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