2016年11月19日土曜日

[速報的レビュー]Samsung 960 Pro 512GB(MZ-V6P512BW)製品版



 発表されてから2カ月、既に商業メディアでもベンチマークが出てましたが、
日本より早くリリースされた米国からSamsung 960 Proを輸入しました。
今回は512GBです。
さっそく、速報的な紹介記事を書きたいと考えました。



[購入ルート、価格]


  • 購入先…Amazon.com
  • 購入価格…329.99ドル+27.88ドル(通関手数料+税金前払い分)+18.48ドル(送料)
  • 発売日…2016/11/13


 10月に予約、11/14に出荷され、11/18に到着しました。ほんとは11/17予定でしたが。
本体価格だけ考えたら安くなりましたね…950 Proはもっと高かった。
なお、これを書いている11/19現在では
米Amazonは注文を受け付けていません。在庫復活はいつでしょう?
もう1枚ほしいな。

[仕様]


 公称のスペックなどを並べてみます。950 Proとの比較ですが、全然変わりますね。


モデルSamsung 960 Pro(512GB)Samsung 950 Pro(512GB)
インターフェースPCIe 3.0×4
プロトコルNVMe 1.2NVMe 1.0/1.1
コントローラーPolarisUBX
キャッシュ512GB LPDDR3
重量約8g約7g
平均消費電力5.1W5.7W
シーケンシャルリード3,5GB/s2.5GB/s
シーケンシャルライト2.1GB/s1.5GB/s
ランダムリード(4KB/QD1)14,000IOPS12,000IOPS
ランダムライト(4KB/QD1)50,000IOPS43,000IOPS
ランダムリード(4KB/QD32)330,000IOPS300,000IOPS
ランダムライト(4KB/QD32)330,000IOPS110,000IOPS
TBW400TBW


気になるところを赤字にしました。
平均消費電力は下がっているのに、速度は一回り上。
微細化が進んでいるのに、TBW(総書き込み容量)は変化なし。
SM961の時も思いましたが、どんな魔法じゃって感じ。


 ここからは、ハコとか外見とかの写真です。






箱は今までと変わりませんね。SSD本体も同じ。512GBでも当然片面実装です。
重さを安い電子はかりで計測したら、950 Pro(512GB)が7gに対して
960 Pro(512GB)は8gでした。重くなりましたね。

重くなった理由は、裏面のシールに銅箔層ができたからでしょうか。
よくみると銅の色がわかります。表面シールは見た感じでは分かりませんでした。



確かに持ってみるとひんやりしてます。気のせいかもしれんが。

[ベンチ]


 速報編なので、CrystalDiskMark 5.2.0 x64で軽くベンチしてみました。
スレッドは4、テストベッドはNUC6i7KYKです。
SSD部分に3M製熱伝導シートを当て、底蓋部分に熱を伝えるようにしています。



 なおNVMeドライバは、海外サイトでリークされてたっぽい
サムスン製最新のバージョン2.0です。
公式にはまだ1.1しか公開されておらず、これは960 Proには使えません。


960 Pro。だいたい公称通りか?

 スレッドを8にするとSeq32リードが2GB/s未満に落ち込むのですが、
4にすると3GB/sを軽く超えます。ライトも2GB/s以上。
間違いなくコンシューマー向けSSDでは現状最速でしょう。
ベンチマークも公称近く出ています。

 参考までに、Samsung 950 Pro(512GB)を。
データが入っている状態なんで同一条件ではないですが…


950 Proも十分速いんだけども

[発熱]

上記条件でベンチマークをスタートしても、30℃→52℃程度。
950 Proは30℃→60℃超えしていました。
明らかに発熱が緩やかで、上昇度合いも低いといえます。
Samsung 950 Proユーザーは全部買い換えたくなるレベルですね。

[まとめ]


 買えるんなら買いたい、しかし売ってない。悩ましいSSDです。
日本では12月に出るんだそうですが、本当に出るんですかね?


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