発表されてから2カ月、既に商業メディアでもベンチマークが出てましたが、
日本より早くリリースされた米国からSamsung 960 Proを輸入しました。
今回は512GBです。
さっそく、速報的な紹介記事を書きたいと考えました。
[購入ルート、価格]
- 購入先…Amazon.com
- 購入価格…329.99ドル+27.88ドル(通関手数料+税金前払い分)+18.48ドル(送料)
- 発売日…2016/11/13
10月に予約、11/14に出荷され、11/18に到着しました。ほんとは11/17予定でしたが。
本体価格だけ考えたら安くなりましたね…950 Proはもっと高かった。
なお、これを書いている11/19現在では
米Amazonは注文を受け付けていません。在庫復活はいつでしょう?
もう1枚ほしいな。
[仕様]
公称のスペックなどを並べてみます。950 Proとの比較ですが、全然変わりますね。
モデル | Samsung 960 Pro(512GB) | Samsung 950 Pro(512GB) |
---|---|---|
インターフェース | PCIe 3.0×4 | ← |
プロトコル | NVMe 1.2 | NVMe 1.0/1.1 |
コントローラー | Polaris | UBX |
キャッシュ | 512GB LPDDR3 | ← |
重量 | 約8g | 約7g |
平均消費電力 | 5.1W | 5.7W |
シーケンシャルリード | 3,5GB/s | 2.5GB/s |
シーケンシャルライト | 2.1GB/s | 1.5GB/s |
ランダムリード(4KB/QD1) | 14,000IOPS | 12,000IOPS |
ランダムライト(4KB/QD1) | 50,000IOPS | 43,000IOPS |
ランダムリード(4KB/QD32) | 330,000IOPS | 300,000IOPS |
ランダムライト(4KB/QD32) | 330,000IOPS | 110,000IOPS |
TBW | 400TBW | ← |
気になるところを赤字にしました。
平均消費電力は下がっているのに、速度は一回り上。
微細化が進んでいるのに、TBW(総書き込み容量)は変化なし。
SM961の時も思いましたが、どんな魔法じゃって感じ。
ここからは、ハコとか外見とかの写真です。
箱は今までと変わりませんね。SSD本体も同じ。512GBでも当然片面実装です。
重さを安い電子はかりで計測したら、950 Pro(512GB)が7gに対して
960 Pro(512GB)は8gでした。重くなりましたね。
重くなった理由は、裏面のシールに銅箔層ができたからでしょうか。
よくみると銅の色がわかります。表面シールは見た感じでは分かりませんでした。
確かに持ってみるとひんやりしてます。気のせいかもしれんが。
[ベンチ]
速報編なので、CrystalDiskMark 5.2.0 x64で軽くベンチしてみました。
スレッドは4、テストベッドはNUC6i7KYKです。
SSD部分に3M製熱伝導シートを当て、底蓋部分に熱を伝えるようにしています。
Skullcanyonの底蓋に3Mの熱伝導シートを貼ってSSDの熱を少しでも蓋側に伝えようとしています pic.twitter.com/Fit8fWyJ5F— のらねこ!@C91 1日目 西む09a (@ragemax) 2016年11月19日
なおNVMeドライバは、海外サイトでリークされてたっぽい
サムスン製最新のバージョン2.0です。
公式にはまだ1.1しか公開されておらず、これは960 Proには使えません。
960 Pro。だいたい公称通りか? |
スレッドを8にするとSeq32リードが2GB/s未満に落ち込むのですが、
4にすると3GB/sを軽く超えます。ライトも2GB/s以上。
間違いなくコンシューマー向けSSDでは現状最速でしょう。
ベンチマークも公称近く出ています。
参考までに、Samsung 950 Pro(512GB)を。
データが入っている状態なんで同一条件ではないですが…
950 Proも十分速いんだけども |
[発熱]
上記条件でベンチマークをスタートしても、30℃→52℃程度。950 Proは30℃→60℃超えしていました。
明らかに発熱が緩やかで、上昇度合いも低いといえます。
Samsung 950 Proユーザーは全部買い換えたくなるレベルですね。
[まとめ]
買えるんなら買いたい、しかし売ってない。悩ましいSSDです。
日本では12月に出るんだそうですが、本当に出るんですかね?
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