ある日Amazonを見ていたら、43インチの4K液晶がなんと5万円未満で売られていました。
しかも送料込み。
そしてちゃんとLG製IPSパネルにHDMI2.0、ベゼルも細い。
日本ではいくら安くても5万円はくだらないサイズです。
あまりに安いので、ためしに買ってみることにしました。
先に結論を出しておくと、『環境があればマジで買い』です。
※写真は随時追加・変更していきます(2016/8/11)
[ブツの紹介]
これは韓国製、WASABI MANGOというブランドの43インチ4Kテレビです。
ブランドのネーミングセンスが独特(隠語)ですが、2014年にできた
新興ブランドのようです。
テレビ、といってもTVチューナー部分は日本で使えないので、実質的にはモニター用途のみ。
AmazonでK-MANIACという業者から購入しましたが、
購入から1日でEMSの追跡番号を通知してきたものの、ちっとも追跡できず。
送る送るサギか!と思いながら3回くらいやんわりとメールを送ったところ、
3回目くらいに『今日には追跡できると思いますごめんなさい』的な返事がきました。
発送してなかったか、間に何かあったか、真相は謎です。
とはいえ、8/8の韓国での集荷から8/10に受取なので、送られれば速いものです。
簡易消費税などは発生しませんでした。
・本体
さすがに43インチとなると大きいわけですが、重さは7.8kg。
なので、大きいですが設置は楽でした。
厚みは最大で80mm程度。メイン部分は奥行きも少ない。
フレーム部分やスタンドはプラスチック。
ベゼル部分もプラスチッキーで、やや光沢感がありますが、画面を映してしまえばあまり目立ちません。
電源LED(待機時赤、稼働時青)とリモコン受光部は右下部分。下部に出っ張ってます。
ベゼル部分に埋め込まれてれば最高だった。
背面もプラスチックな作り |
背面右側。めずらしくVGAもある |
背面下部。チープな感じが見て取れます |
正面右側がボタン。リモコンがあるので、 最初の電源投入以外はまず使わない |
入力端子は左後ろ(背面右)にHDMI2.0×1、VGA、USB×2(USBフラッシュメモリを挿すと
動画等が再生できる)、アンテナ(使わない)。
下部下向きにHDMI2.0×3、コンポーネント端子、角形光デジタル、イヤホン端子。
正面右サイド下部に各ボタン(電源、入力切り替え、メニュー、ボリューム、チャンネル)があります。
電源プラグは韓国仕様ですが、
AC100-240Vフリーボルテージのため、SE→Aへの変換プラグがあればそのまま使えます。
私の場合は購入先(K-Maniacという業者)が添付していましたが、
別途準備しておいたものを使いました。
変換プラグは抜けにくいので大丈夫 |
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VESAマウントもありますが、サイズは横200mm×縦100mmです。
ただし、上部がM6、下部がM4サイズのネジ穴になっていますので少し面倒です。
下部には最初から木ねじが入ってますが、M4×10mmのネジで代替できます。
写真では分かりづらいが、上下でネジの大きさが 違うのはさすがに勘弁してほしい |
筆者の場合、モニターアーム(エルゴトロン・MXデスクマウントLCDアーム)に固定する際は
上部…MXデスクマウントLCDアーム付属の200mm金具+M6ネジ
下部…別売りのサンコー・VESA200変換プレート3+M4ネジ
という、変則的な道具の使い方をしました。
要するにネジの大きさに合わせて金具を使い分けする必要があったわけですね。
ちぐはぐな金具の使い方 |
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・付属品
リモコン、主に使うのは最上段左の電源、その右の入力切替 あとは両赤ボタンの間にある設定、戻るのボタン。 緑色ボタンは画質切り替え |
説明書、足、ゴム足、リモコンです。
説明書とリモコンの表記は韓国語のため、韓国語が分からない人は大変です。
私は分からないので説明書は無視、リモコンは一部ボタンのみ使っています。
・液晶
画面はグレアで、黒画面の際はどうしても映り込みます。
輝度ムラは感じますが、この値段なら許容できる範囲です。
IPS液晶のため、視野角は上下共に十分。
明るさは、標準だとすこしキツすぎるかもしれません。ギラつきは離れれば気にならないレベル。
色合いは調節できますが、筆者は手持ちのキャリブレーターで別途調節しました。
キャリブレーターで色域を計測したところ、sRGBは97%前後のようです。
Spyder 4 Eliteでの計測結果 |
・設定
画質面の設定項目のみ列挙します。
画質モード(スタンダード、ダイナミック、シアター、個人設定(明るさとコントラストを個別設定可能))
色合い(標準、暖色、寒色、個人設定(RGB個別設定可能))
HDMIのモード(PC、ビデオ)
DLC(?)、3次元DNR
DLCが何だかいまいち分からない。説明書にも載ってませんでした。
設定項目はひととおり |
他にも音声関連の設定(使わない)、タイムゾーン設定(スリープ時間の設定もできる)、
言語設定(英語、韓国語)、EDID(1.4、2.0)の設定もあり。
USB端子でファームウェアの更新もできるみたいですね。
・HDMI2.0のテスト
特に機器側の設定は不要で、Intel NUC6i7KYK のHDMI端子で3840×2160@60Hz表示できました。
OS側のみ60Hzに設定変更。
もし4K/60Hzが出せない機器をつなぐ場合は、おそらくEDIDを1.4にしないといけないでしょうが
試してないので未評価。
・消費電力
画質パーソナル設定にてコントラスト36、明るさ34に設定した状態で、稼働時74.5~74.6W程度。
待機時0.5W程度。
裏面をさわると発熱は多少感じます。
・総評
43インチの4Kディスプレイ(ただしHDMI2.0入力のみ)として考えれば、驚異的に安く十分映るのでおすすめです。
置き場所があり、厳密な色の精度が不要で、HDMI2.0環境のある方なら買いでしょう。
筆者は勢いで2台買いました。
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