2014年12月21日日曜日

『マリア様がみてる』Complete Blu-ray Boxが届いた(画質その他編)














 『マリア様がみてる』Complete BD-BOXのレビュー、第2回はディスクの画質その他についてレビューします。
果たして画質はどうなんでしょうか。




 画質比較の前に、簡単に仕様の説明をします。
この作品は、ファンの方ならご存じのとおりアニメは全4期(OVA含む)に渡っており、
合計で全44エピソードあります。
各期がBD2枚ずつ、それぞれにノンクレジットOP/ED、特典映像『マリア様にはないしょ』も
すべて含めて収録されています。
音声はすべて48kHz/16bitのリニアPCM。なお1期1話/4期最終の13話には
それぞれ新録のオーディオコメンタリーも入っています。
出演者は植田佳奈、伊藤美紀、釘宮理恵、つまり紅薔薇ファミリーですね。


 この作品はもともとSD制作だったため、BD化に際しては『FORS』というマスタリングシステムで
フルHD解像度にアップコンバートされています。
FORSは、よくアニメのエンドロールに出てくる『キュー・テック』という会社がやっており、
説明も同社のサイトで見ることができます。

FORS(フォルス)
http://www.fors-qtec.jp/

 アップコンバートと聞くと、『HDリマスターより画質がよくないんじゃ?』と
考える方もいると思います。私もそうでした。
実際は、確かにHDリマスターされた作品ほどの画質ではないかもしれません。
シーンによっては、ぼんやりした画の部分も確かにありますが
全体を通してみれば、アップコンバートとは思えないレベルになってるなと感じます。

 以下に、北米版DVDとの画質比較をいくつかしてみました。
まず1期のOPからです。

北米版DVD














こっちがBD。バラの色も鮮やかです














次は1期1話から。


北米版DVD



BD。祥子さまのクッキリ感















 これだけでも、BDイイ仕事してるなと思うはずです。多分…
単にぼんやりしたシーンを見せてないだけ!と言われれば否定はできませんが。

 あと2パターンほど比較しましょう。2期の最終話から。


北米版DVD。伏せていた祥子さまが起き上がるところ














BD。














 最後に、OVAの第1話。


いきなりキャラクターデザインが変わったOVA


BD。















 いかがでしたでしょうか。祥子さまばっかりじゃねえかという話はおいておいて…

 出来のいいシーンだけ抜粋したのは正直なところですが、これだけの差なら
アップコンバートでも十分だなと筆者は感じました。
また全話観たくなる画質といっていいんじゃないかと。

 というわけで、レビューはこの辺にしときたいと思います。
あとはもう、みなさんの目で直接確かめるしかない!(へたくそな煽り)

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